吉田修一『怒り』読んだ

小説版のほう。
腐り気味(優直)なのと盛大にネタバレしている感想である。
映画公開前だけど小説一気に読んじゃってこの…!この…!この気持ちをぶちまけずにはいられねえぞ直人!!という感じ。

評価

評価しづらいな…物語としては
上巻:星5つ
下巻:星3.5つ

うーん難しい…好みとしては
洋平・愛子パート:星3つ
優馬パート:星5つ
泉パート:星1つ

これはもう単純に好みの問題なんだが私は現代日本モノでいうと
1.実は自分が犯人だった
2.子供が性犯罪にあう
3.子供が犯罪に加担する
この3つがど~~~~~にもダメ
1は単純に怒り狂うが2と3はめっっっっっっっっちゃヘコむ
特に泉パートはこのうち2、3に引っかかってるので上巻の終盤からめっちゃ落ち込んだ
落ち込むけどスゲー続きが気になる
ハラハラして続きが気になるんだけどめっちゃ落ち込んだ
話はおもしろいんだけど!!ヘコむんだけど!!
そんな感じでグルグルモヤモヤしているのでこんな感じの自分でもよくわからない評価になっている

優馬と直人のこと

いつもはエリートサラリーマン、週末はクラブで男漁りの遊び人ってこれはまたすげえキャラだな…

展開速いと思ったけど、全部読みきった後に優馬パートだけ抜き出して読んだら思ったより優馬が直人のこと好きになる描写が丁寧に散りばめてあった
ツイ廃気味だったのが、届いたDMチェックする前に直人にメールするようになり、しまいには直人との生活が優先になってDM開く頻度も減って、みたいなところとか
あと直人が最近帰ってくるの早いし土日も家にいるじゃん仕事ヒマなの?みたいな指摘をしたところとか
優馬は直人の怠惰が感染ったとか言ってるけどお前!お前それ!お前それは直人と一緒に過ごしたいからじゃん!!みたいなね

直人がいなくなってからわいもホント優馬と一緒になってグルグル考えたよホント
そこでめっっっっっちゃ優馬に感情移入して読んでたことに気づいたね
そりゃ全ての結末知ったあとの読者の視点で見たら優馬お前あの直人が犯人なわけねえだろと非難できるかもしんないけどさ~~~~~
わいはできないわいもあの時点の優馬の立場だったら悩むわ
優馬パートの結末を早く読みたい気持ちを抑えて抑えて読み進んで最後カフェの会話のあとで全てが明らかになったとき優馬と一緒にわいも号泣した
いや優馬は声を殺して泣いてたけどまあとにかく泣いたわホント
後悔と喪失感がすごすぎるつうかグルグル考えてる間の優馬の妄想の中の優馬を嘲笑する直人のあの最後の文がやばいわ
本当に嬉しそうな顔をする、ってお前…お前ホント直人のこと好きだな!!
あとそのすぐ後のあんなに好きならなかった、というモノローグもな~~~~そんなに直人のこと好きだったんだな~~~~~ッ!てなるわ
そんなに好きだったのに警察には知らないとか言っちゃってそれでまたあああ~~~~~とすさまじく後悔する
直人は直人で優馬のこと好きで、優馬と一緒にいて幸せだったんだとそう信じたい…
あと優馬パートじゃないけど山神はわいがマウントポジションでボコボコにしてやりたい
具体的には『秘密』の直子と同じくらい

いややっぱ直人サイドも直人サイドだよ
言っとけ!!!優馬に!!!!!!!!!!
言ったら全てが終わってしまうような気がしてつってたけど終わらなかったかもしれないだろ!!!!!!!!!!!!
いやこれも結果論で読者視点か…直人も悩んだんだよな…
お母さんに続いて優馬に立て続けに死別を味あわせてしまう、恋多き優馬の重荷になってしまうかもしれない、そもそも優馬が受け止めてくれるのだろうかとか
悩んで悩んで、結局言わなかったんだよな~…
直人は自分に自信がないつか自己肯定感低いやつだというのは作中も描写されてたけど
優馬と一緒だったら自分が強くなったように感じるつってたけど
結局優馬を信じる自分を信じきることができなかったんだよな…(それは優馬も直人を信じる自分を信じきることができなかったから同じなんだけど…)
直人は優馬の子供のころの思い出、お母さんのこと、お墓のことって優馬の中にどんどん入っていったけど優馬には自分のことは何も見せずに最期まで隠してな…

いやもう読者視点で言わせてもらうが優馬は直人のことスゲー悩むと思う!思うけどそれでもやっぱり受け止めてくれたと思う
そう信じたい

 

いろいろ語りたいけどまた映画見てからでも

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